経験値を積み上げられる人、られない人
おはようございます。
無事に東京に戻りました。
生誕祭がすぐに迫っているので本当にワタワタしてますが
楽しいカンジでやれています。
皆さん本当にありがとう。
前号ではあなたの無敵経験値を作りましょう。
経験したことはあなたを裏切らないよっていうことを書かせていただきました。
今日はそのことを深めながら、
なぜ経験していることを生かせないのかというのを書いていこうと思います。
写真を見てください。
楽器を演奏しています。
三人のトランペッター、3つのトランペット、
よく観てみると、色も、年季も、ブランドも、そして演奏角度も
一人ひとり異なります。
共通しているのは・・まあ、男性であろうということと
左手の薬指の結婚指輪くらいかしら??
でも、オーケストラかビックバンドです。
同じ曲を演奏します。
同じ曲でもパートが分かれていたりするかもしれません。
揃っていることを見せるバレエや演目ではありません。
調和を見せるのが演奏者のお仕事です。
このかたたち、
おそらく、
自分の吹き方がある
のです。
同じ曲を吹きこなすのに、
自分なりの経験からくる「いい音が出る工夫」があるのです。
もしそういうことがないのであれば、
楽器の角度や吹き方が身長うさ差はあれど同じようになる均一になるからです。
体格、経験年数、同じ曲を吹いた回数がことなれば
それはもう十分違う曲として成り立つことができます。
でも同じオケやバンドでこうして一緒に演奏して形になっている。
なぜでしょう??
オケやバンドには
- パートリーダーがいる
- 経験の浅い人から熟練までがともに切磋琢磨している
- 自分だけが音が出ないとオケ全体が不協和音になる
などの理由から
各自がしっかりと個人個人でレッスンを積み上げているのです。
この経験が、あなたを絶対裏切らない経験です。
たとえば、この三人の中にまだ経験の浅い若いトランペッターがいたとしましょう。
若いので元気です。
肺活量もいっぱいあるし、
指だって年寄りよりなめらかに動くかもしれません。
楽譜の暗譜(正確に楽譜を覚えきること)も短時間でできるでしょう。
でも、評価を受けるのは年配の奏者です。
なぜでしょうか??
それは、
熟練された手練の工夫がある
からです。
若いトランペッターは自分の演奏はできるかもしれません。
でも調和を取る演奏、他の人をカバーする演奏、
全体のなかで目立ちすぎず、しっかりと響かせる音が出せるのか?
というと異なる状況が多いはずです。
世の中から観たらごく自然の流れだと思います。
でもこのときに、若いトランペッターが無敵経験値を作れるかどうか、
めちゃくちゃ掛かっている!!のです。
自分都合のジャッジがあると経験値が積み上がらない
- なんだよ!年上風吹かしやがって
- お前より俺のほうがうまいんだ!
- うっせーじじい!!
- おれがそのポジションのっとってやるんだ!
なーんて血気盛んだったらどうなるんでしょう??
熟練の人はある程度までは付き合ってくれると思いますが、
オケやバンドの他の人達からも不協和音になって
若者はその場にいたくてもいられなくなっていくはずですね。
そして、学ぶ姿勢がないことで更に他の人から教えてもらうことも
ままならなくなっていくでしょう。
なぜなら、彼の中に「謙虚さ」を欠いた善悪のジャッジが常にあるからです。
善悪のジャッジがあって、
誰が上か下か、
どちらがいいか悪いか、
常に図っているようでは何事もうまく行かなくなってしまいます。
そこにはいつでも葛藤と戦いがあるので、
不協和音どころか心の中の戦争がおこってしまっているのです。
自分の現実を認められない人が善悪のジャッジにこだわる
それは何故かと言うと、
自分の現実を認められないからです。
若いって言われると腹が立つ
若いけどできるんだ
そう思うこと事態は問題ではありません。
その思いをバネにして実力をつけることができればいいのですから。
でも、なかなかそうは行かないですね。
- プライドが邪魔して、素直になれない。
- プライドが邪魔して、相手の話を最後まで聞けない
- プライドが邪魔して、理解できていないのにわかったふりをよそおってしまう
なんて言うことが起こってしまうからですね。
プライドが高い人は現実を認められない
現実が認められないからフィードバックが得られない
現実がちゃんと見つめられると、そこからどうしたらいいのかがわかっていきます。
次に何をしたらいいのかが見えるはずなのです。
でも、現実を見つめられないプライドが高い人は
自分の都合で物事をジャッジして眺めようとします。
つまり、自分都合に捻じ曲げたポジティブにしてしまうわけですよね。
捻じ曲がったということはもうすでにそれは真実ではなくなってしまっています。
そこから本当はどうしたらよかったのかな?
何を変えればうまくいくのかな?
といくら考えてもそもそもがねじ曲がっているのでどうにもなりませんよね??
先程の若いトランペット奏者の話しに戻りましょう。
俺だってできるんだ。
それは想っていても大丈夫なことです。
でもそこで、
どちらが上かどうか、
相手の状況を奪ってやるとうような
無駄な競争心や闘争心をむき出しにしています。
この状態で、年配奏者や指揮者の言うアドバイスをかれはき切れると思いますか??
どうでしょう???
演奏も、テクニックや身体的優位性だけでは人の心には響きません。
心がない音楽は誰の心にも響かない
これはビジネスも同じです。
心のないビジネスは誰の心にも響きません。
もしあなたが、
誰かのためといいながらも
自分のことばかりを考えているプランをしていたら
その商品は誰にも受け取られず、購入されず、届かないで終わる。
のです。
このときに、三人のトランペット奏者になれるかどうかです。
たった二人の人に声が届けば、
一つのパートが整います。
一つ一つのパートが整えば、
全体のオケやバンドが整っていきますよね。
自分の無敵経験値は、
自分自身を正確に見つめる目と
それを相手の立場から俯瞰して見つめる目の双方がもてないと、積み上がっていかないのです。
まずはお客様のために演奏する前に、
三人のパートが、
しっかりと協奏できていないと何も始まらない。
あなたのビジネスはどうでしょう?
たった二人の人に声をとどけていますか?
そしてその声のかけ方、
間違っていませんか??
次号では伝わる誘い方について書こうと思います。
お楽しみに♪
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